トランプに紹介されている観光名所を巡る「トランプの旅」、前回の記事から間があいたので、おさらいから。
萩城跡・指月公園入口でバスを降り、萩城跡前でシャッターチャンスを狙うも大量の観光客に遭遇、しばらくウロウロして無事撮影完了。
その後、運良く「萩八景遊覧船」の撮影に成功し、ウハウハのテンションのまま次なる撮影ポイントに向かって歩き出した。
が、これが間違いだった・・・。
というのが、前回の記事。
つづきの始まり始まり~
目指したのは「鍵曲(かいまがりと読む)」。
鍵曲とは、鍵の手に曲がった通路で、戦いの際見通しを悪くして敵の侵入を防ぐのを目的に造られたものだそうだ。
そして到着したのが、この辺り。
さて、あとはトランプと同じアングルを探して撮影っと・・・
ん?・・・
同じアングルが無いぞ?・・・。
今まではちょっと辺りを見渡せばすぐに見つかったのに、ここ鍵曲では、なぜか、見つけられない。
・・・
それもそのはず、実は萩には鍵曲が2つあるのだ、堀内と平安古(ひやこと読む)。
ここは堀内の鍵曲、トランプは平安古の鍵曲を示しているのだった。
2つあるという事実も知っていたし、トランプにはちゃんと「鍵曲(平安古)」と書いてあるにも関わらず、このミス。
このまま帰るのはなんか悔しいので、通り道の口羽家住宅にお邪魔することにした。
この方、もとは毛利家から分かれた家筋に当たり、石見国邑智郡(いわみのくにおおちぐん)口羽村(現在の島根県邑智郡羽須美村)の領主となったので口羽氏と名乗ったそうだ。
そして、関ヶ原の戦の後、毛利氏とともに萩に移り住み、代々要職を勤めたそうな。
萩城三の丸(現在の住所でいう堀内というところ)に住むだけあって、立派な屋敷だ。
昭和51年10月から54年2月まで、解体復元工事が行われたそうだが、江戸時代の風情を色濃く残している。
ちょうど、家主さんもいらっしゃって、主家に上がれてもらい、案内をしてもらった。
ここは「相の間」といって、二つの部屋の間にある小部屋で、表と内とを分け隔てる緩衝帯の役割を持っており、主人の身辺を護衛するための家来が、この部屋に身を隠していたそうだ。
なお、萩市内に現存する武家屋敷では、こうしたものが残っているのは非常に珍しいんだそうだ。
縁側から望む中庭、手入れが行き届いた植木の向こうには橋本川が流れる。
パネルに「風光明媚な趣のある一等地である。」と文面に偽りなし、一日中ボーっとしていたい。
さて、迷った分の元は取ったので、元気に元の場所に戻ろう、口羽家を後にする。
ちなみに、毛利家の家紋は一文字に三ツ星。
口羽家の家紋は二文字に三ツ星。
毛利の分家だということを表しているそうだ。
つづく
待ってました。このシリーズ何度見てもいいですね。「コレクション」にまとめてほしいです。
投稿情報: 動物 | 2009/09/24 05:18
コメントありがとうございます。
おかげさまでトランプの旅は無事終えました。
トランプの一覧も作りましたよ。
コレクションって作ったこと無いけど、チャレンジしてみます。
実は・・・、また、別なシリーズが始まるかもしれません・・・。
投稿情報: yoshibo4 | 2009/09/25 07:29