目的のトランプの写真は撮ったが、ここ浜崎は古い町並みが残っているので、もう少しウロウロしてみる。
歩いていると、なにやら美味しそうな潮の香りが・・・。
それもそのはず、シロウオを干していた。
せっせと仕事をしていたオバチャンから「ちょこっと、つまんでみんさい」というありがたいお言葉。
なんともいえない塩加減で、とても美味しい。
潮風を浴びながら、新鮮なしらす干しを食べられるなんて、なんという贅沢。
次にお邪魔したのは、「旧山中家住宅」、梅屋七兵衛旧宅のガイドさんに教えられた場所。
なにやら、似顔絵や似顔人形(っていうのかな?)が展示してある。
この部屋は座敷の2階に当たる部屋で、奥の窓の向こうは中庭となる。
大通りに面した辺、いわゆる間口が狭く、奥に長い敷地の典型的な町家の構造なので、家屋に光を取り込む為に中庭があるそうだ。
この間口の長さによって税金が変わるという話を聞いて、この敷地の形も納得。
たしか、以前に行った静岡県焼津のなまりぶしの商店もこんな風に細長い造りだったなぁ、より多くの家が大通りに接することが出来るようにという知恵なんだろうな。
まだまだ、浜崎をウロウロしたいが、予定もあるので、バス停を目指す。
次なる目的地は「萩反射炉」、幕末の欧米列強に対する危機感が見え隠れする史跡だ。
つづく
>より多くの家が大通りに接することが出来るようにという知恵
うなぎの寝床住宅は、なるほどそういうことなのですね。
京都の町家なんかもそうですよね。
目から鱗が落ちました。
投稿情報: Laka | 2009/06/17 19:58
ですです。
当時、商売や生活に必要な物資や情報は、すべて通りを介して行き来してたんですね。
また、通りに近い「公」の空間と、奥の「私」の空間を区切るための中庭、奥まった建物の通気性と採光の確保にも一役買っているそうですよ、まさに匠。
投稿情報: yoshibo4 | 2009/06/18 19:16